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AO入試挑戦報告
実施日2009/7/29〜7/30
最終更新日2009/08/22
先程、大学から合格通知が俺に届いた。
今回はそれを記念して僅かながら俺のAO入試の記録を残しておこうと思う。これから入試が控えてる人なんかの参考になれば本望である。
七月下旬に俺の志望する大学のAO入試が行われた。
試験内容を簡単に説明すると、試験は二日間に渡って行われ、初日は一日中作品製作(いわゆる実技試験)、翌日は午前中に一日目に作った作品を教授や他の受験生の前で発表、
そして講評をうける。午後は面接。ついでに面接待ち時間に作品製作のレポートを書かなければならない。
とまぁ、こんな感じで試験は行われた。
以下は実際に俺が試験を体験した様子である。
朝早く家を出発し、一時間程前に大学到着。同じように何人かの高校生の姿があった。受付開始までの待ち時間。誰も一言も話さずそして異様にピリピリした空気だった。
まるで何者かが
ザ・ワールド!
で時を止めたのかと思うほどの沈黙だった。
(何と言うわかりにくい表現w)
そして受付が開始された。
学課別に4列ほどにわかれての受付。そこにいた教授がこう言った
「映像表現の人は真ん中に並んで下さい」
え、えーっと、
なんか物凄く真ん中にはクラフト科ってかかれた紙が貼ってあるんですが・・・
しかし教授らしき人が真ん中な並べと言ったのだからと思い少し疑いながら真ん中に並んでいた。
そしたら俺の前の女の子が受付担当の先生に「映像表現はここではあるません。」とか言われて揉めていた。
そこで俺はようやく一人目の教授に嘘をつかれたことに気づく。
きっとこれは嘘情報に惑わされるかという試験に違いない。そう俺は思うことにした。
なんとか受付を済まし先ほどの女の子と受付の混乱の愚痴を言いながら会場入り。
みんな目が光っていた。
グループごとに分かれて作業をするのだが、そのグループでのチームワークなんかも合否判断の基準になる(はず)
とりあえず、メンバー揃ったところで自己紹介タイム。
男子3名女子2名の比較的バランスのいいグループだった
技術力のある人、リーダーシップのある人、四国から来た人、個性的な人、盛り上げ担当な人
試験内容は4コマ漫画的なものでストーリーを作るというもの。
20枚少々の写真や絵の中から3枚を選びさらに自分で一枚を作る
そしてその4つのスチールを組み合わせて物語を作る
これをグループごとに発表する
ポイントとしては作品は個人作成だが発表がグループ単位になるので内容に統一感を持たせるのか、それとも被らない内容にするのかそういった点を工夫しなければならない。
と、いうわけで作業が開始された。
まずはグループ内で与えられたモチーフを良く観察し各々がしようとおもうストーリを発表していく。
そして内容が被りそうならば内容を変えたりしていく。
この時点で俺はヒーロー物をしようと思ったのだが被ってしまった。
そのため、イメージ路線を大きく変更し
4コマで通販番組をすることにした!
一コマ目が司会者、2コマ目が商品、3コマ目が商品につくオマケ、4コマ目が今すぐお電話
俺が自作するのは4コマ目。
自作の一コマは別に自分で書いても写真を撮影しても本をコピーしても構わない
俺はトイレの写真と同じグループの人が受話器を取る写真を合成して便器から人の手が出てくるような一コマを作成。
そんなことをしていたらあっという間に一日目が終了した。
そして二日目。
一日目に作った作品を発表し、教授陣からの公表を受け、それのレポートを書き、面接。かなり重要なイベントだらけだ。
とりあえず発表。
俺たちのグループは俺が一番目の発表者。流れとしては受け狙いから感動系に移す感じだ。
お祭りの総合司会や生徒会長などで築き上げた人前で話す舞台度胸をフルに使ってなんとか無事発表を終えた
その後も無事発表し、公表へと移った。
教授「一番初めに発表した君!通販好きだねw」
俺「はいww」
教授「通販好きなのが良くわかったよ」
俺「ありがとうございますw」
とりあえず駄目だしは喰らわなかった
そして面接に移る。しかし、面接の待ち時間を利用して発表のレポートを仕上げなければならない。
これが俺の面接順番が後ろから3番目とかだら普通にレポート書き終っても待っておかなければならない。
見張りの人「あ、しゃべるのは駄目だけど体は動かしてもらっていいよ」
その言葉を皮切りに一気に控室にいた3人の男は体操をし始めた。音を一切立てずに。
なんと不気味な光景だろうか。
そんな不安もよそに俺の面接が始まった!!
ここでは2人の教授と話をしたので仮に教授AとBにしておく
A「えーっと、君の作った作品は・・・・」
B「フリーダイヤルの子です!」
A「ああ、通販の子ね」
どうやら俺の作品発表の通販はかなりイメージが強かったようだ。
A「君、けっこう堂々としてたけど高校では何かしてたの?」
俺「はい。漫才を」
A&B「ああ、やっぱりなぁ」
俺「え?」
A「君、どうしてお笑い芸人になろうと思わなかったんだい?」
まさかの予想外すぎる質問に困惑してしまうがとっさに俺も切り返す!
俺「小学生の頃なりたかったんですが、おばあちゃんに儲からないから芸人だけはやめてくれって言われたので!」
思わず笑い出す試験官AB。
その後も漫才やニコニコ動画の話し、客と制作サイドの笑いのポイントの違いについて話したりした。
さすがにプロだけあってかなり濃い会話をすることができた。
そして、持参作品を見せる時が来た。
俺は持参作品として俺の作品や漫才風景などを集め編集したDVDを持っていった。
パッケージに18禁マークを付けていたのが予想外に受けた。
そして俺のローでもハイでもないクオリティに際どい反応をする教授陣。
とにかくありのままの俺の姿勢で挑んだ。
敬語も使わず完全に漫才のイントネーションでの会話だった。
面接も予定時間を大きくオーバーしてきたので終了の時間に。最後に教授が
教授A「ぜひ、頑張ってこの大学に入ってください」
そして教授B
「まあ、この大学でてから吉本は目指してください」
俺「は、はい。そうします!」
そう言って面接会場を出たわけだが、この大学は俺に芸人を進めているんだなぁという印象だけが強く残った。
そしてその後面接者終了者控室で他の戦友たちと雑談。するとそこの見張りがこっちを睨んでいる。
まるで「お前ら出て行けよ」よ言っているように。
ま、そのあとハプニングもあって本当に大学から追い出されたわけでw
ま、結果的には合格してて良かったです。
これから受験する人、ぜひ頑張ってくださいね。